アウトランダーPHEVを充電すべきか、ガソリン給油すべきか、はたまた「三菱自動車 電動車両サポート」に入会すべきか。。
いつも悩んでしまうのでコスト比較して白黒はっきりさせます。

満充電はガソリン3リットルに換算
比較するためには単位を揃える必要があります。三菱自動車公式サイト「アウトランダーPHEVの経済性」によると走行可能距離は以下の通り。

つまり、
満充電で約60km走行可能
ガソリン1リットルで約20km走行可能
よって、
満充電はガソリン3リットルに換算することにします。
東京電力の電気料金(契約形態別)
電気代って生活スタイルに合わせて契約プランがたくさんあるって知ってますか?
場合によってはプランを変えるだけで1000円以上の節約になります。毎月の固定費なので大きいですよ。
まだの人は管轄の電力会社に問い合わせることをおすすめします。東京電力では以下のサイトでシミュレーションできるのでお試しあれ。
すべてのプランを網羅するのはしんどいので、メイン利用となる【従量電灯B】と【夜得プラン】を比較対象とします。ちなみにわが家は夜得プランで年間二万円以上の節約に成功しています。
ガソリン VS 電気料金
ガソリン代は変動が大きいので、各電気料金プランと同等のコストパフォーマンスはリッター何円なのかをまとめました。
表1:各電気料金プランのガソリン価格換算
料金(1kWh) | 料金(満充電12kWh) | ガソリン換算(1リットル) | ||
---|---|---|---|---|
従量電灯B | 最初の120kWhまで | 19.43円/kWh | 233.16円 | 77.72円/リットル |
120kWhをこえ300kWhまで | 25.91円/kWh | 310.92円 | 103.64円/リットル | |
夜得プラン | 昼間時間(最初の90kWhまで) | 24.03円/kWh | 288.36円 | 96.12円/リットル |
昼間時間(90kWhをこえ230kWhまで) | 32.03円/kWh | 384.36円 | 128.12円/リットル | |
夜間時間 | 12.48円/kWh | 149.76円 | 49.92円/リットル |
なんと、現在のガソリン価格と比較すると全勝ということになります。先日も里帰りの都合上、昼間時間帯に充電しないといけなくなったのですが、計算してあっさりと充電することを決めました。
けど、昼間は微妙な差なので、やはり夜間に充電できる環境があった方がアウトランダーPHEVの本領発揮できますね。
夜間のリッター49円とか凄くないですか?
電気自動車に乗る人はコスト意識が高いので、料金プランを変更していない人はいないとは思いますが。ドキッとした人は電気料金プランの見直しをどうぞ。
電動車両サポートは入会する価値あるか
残念ながら私にはメリットなしでした。
「三菱自動車 電動車両サポート」は月額+1分単位の従量課金です。

三菱自動車販売店での急速充電が80%充電できる30分で150円。普通充電が空の状態から満充電できる目安4時間で336円掛かります。こちらもリッター何円に相当するのか換算しました。
表2:電動車両サポートのガソリン価格換算
充電器利用料 | 所要充電時間 | 合計充電料金 | ガソリン換算 | ||
---|---|---|---|---|---|
急速充電 | 5円/分 | 30分 | 150円 | 2.4リットル相当 | 62.5円/リットル |
普通充電 | 1.4円/分 | 240分 | 336円 | 3リットル相当 | 112円/リットル |
これを見て「なんだお得じゃん」って思いましたか?
これをお得にするには月額500円の壁を越える必要があります。例えば普通充電で月額の元を取ろうとすると以下の計算式になります。
※計算式
500円<(ガソリン時価-充電のガソリン換算価格)×リッター数
ガソリン時価を130円とした場合、
500<(130-112)×リッター数
↓
リッター数>27.7リットル
1回の満充電が3リットルに換算するので、10回充電して初めて月額の元が取れるという結論に!
もちろん急速充電を多用すると4回くらいで元が取れるのですが、急速充電には以下の課題があるのでオススメできません。
- 急速充電の設置場所が少ない
- あっても日産リーフと奪い合いの状態
- 急速充電は電池を劣化させる
我が家では月に10回も外出先で充電なんて状況はないので、入会を見送りました。月に外で40時間も充電ですよ。分かります?
私は寝てる間に格安充電、外出先はサクッと給油を選びますね。
それに電気ばかり使っているとエンジンメンテナンスモードになってしまいます。たまの遠出ではガソリン使った方がいいです。
まとめ
アウトランダーPHEVに経済性を求めるなら、自宅に充電設備は必須と言えるでしょう。
そして電気料金プランの変更もやるべきです。
ただし、アウトランダーPHEVは運転が楽しくなるので、ライフスタイルによっては 「三菱自動車 電動車両サポート」に入会してEVライフを楽しむのも良いでしょう。
わが家はハイオクを大量消費する旧式レガシィからの乗り換えなので、クルマのコストが10分の1くらいになりました。30年乗ったら車両代もチャラですね。
コメント